あなたの便秘はどちらのタイプ?
何日も便秘が続くと、お腹も張るし、頭もボーっとするし憂鬱ですよね。
私の場合、1日でも出ないと気分がすっきりせずストレスを感じます。
極端ですが便秘するくらいなら下痢してでも出したいくらいです。
からだの外へ出すべき「生ごみ」を腸内で保温しているわけですから当然です。
出口は1つですから、頑固な便秘もいつかは解消するでしょうが、場合によっては「薬」に頼ることもあるでしょう。
そんな憂鬱で厄介な「便秘」ですが2つのタイプがあります。
1つは「陽性」な便秘、もう一つは「陰性」な便秘です。
どちらの便秘かどうかで、便秘解消の食べ物がちがってきます。
陰陽ってなに?
東洋医学には「陰陽論」という考え方があります。
簡単にいうと、
陰性は「冷やす・溶かす・ゆるめる」働き
陽性は「温める・固める・収縮させる」働き
陰性なエネルギーが強い食べ物の代表が「砂糖」など甘いもの
イチゴを砂糖で煮るとドロドロに溶けてジャムになりますが、砂糖に溶かす陰性エネルギーがあるからです。
陽性なエネルギーが強い食べ物の代表が「肉・魚・卵」など動物性食品や塩分
動物性食品は火を加えるとギューッと固くなります。
動物性食品より陰性な野菜はその逆で柔らかくなります。
塩は水分(陰性)を抜き取り陽性にします(例えば、漬物・梅干し)
陰性な便秘、陽性な便秘
陰性のエネルギーを持つ食べ物を食べすぎると、腸がゆるんで便を押し出す力が弱り、陰性な便秘になります。
例えば、ケーキやチョコレート、アイスクリームなど甘いお菓子です。
甘いものは陰性の働きで緊張(陽性)をゆるめ気分がリラックスしますから、休憩時間にはもってこいです。
一方、陽性のエネルギーが強い食べ物、例えば肉・魚・卵などの動物性食品が多すぎたり、陰性な水分が不足して腸が固くなって柔軟性を失うと、便がスムーズに送り出せずに便秘になります。
どちらの原因で便秘になっているかを考えることが重要です。
現代人は両方のタイプが多いですが、どちらがより大きな原因となっているかを見極め、それを減らすことがポイントです。
陰陽別 便秘解消の食べ方
<陰性便秘タイプの方>
甘い物や果物、水分が多く腸が緩んでいる「陰性便秘タイプ」の方はまず原因となっている食べ物を減らしましょう。これだけでも効果が感じられるかもしれません。
緩んでいる腸に収縮力をもたらすために、優しい陽性のエネルギーをもつ食べ物を活用してみましょう。肉や魚、卵などの陽性の強い食べ物ではなく、ごぼうや大根など根菜類を味噌・醤油で調理した優しい陽性な食事にしてみましょう。食物繊維が豊富なのでよく噛んで食べることも大切です。
<陽性便秘タイプの方>
肉や魚、卵が多く腸が硬くなって柔軟性を失った「陽性便秘タイプ」の方も原因となっている食べ物を減らしましょう。塩分も強力な陽性のエネルギーを持っていますから、濃い味が好きな人は注意が必要です。
このタイプの便秘は適度に腸を緩める食べ物を活用します。水分不足が原因となっている場合がありますので、陰性に偏りすぎない適量の水分をとりましょう。
水分そのものだけでなく、水分を豊富に含む夏野菜のサラダや水で調理した煮物・お浸しもよいでしょう。あくまでも冷えすぎないよう食べ過ぎには十分注意しましょう。
コメント